写真はうこぎの新芽です、うこぎはウド・タラの木等と同じウコギ科の植物で山菜として古くから食用されていました、私(高橋)のいなか福島では屋敷内の土蔵の周りに垣根として植えてありました、背丈は1.5〜2m程度でバラのような棘があり、昔は盗賊や獣(犬・猫・イタチ・狐・他)の侵入を防ぐ効果があったようです
長い冬が終わり桜の花が散る頃になるとウコギの木に新芽が萌える、その新芽を採って母がウコギご飯を作ってくれました、春はウコギご飯、夏になると枝豆の炊き込みご飯、秋は栗ごはんと四季折々に美味しい炊き込みご飯を食べた記憶があります、数年前に福島の生家からウコギの根を分けてもらい我が家の庭に植えました、枝もだいぶ増えて今年も新芽を摘みました。
摘み取った新芽を水で洗い、沸騰した湯に食塩を少しと新芽を入れてサット茹でて水分を切る、次に白米を炊いて炊き上がったら先ほどのうこぎと食塩を少し入れてサットかき混ぜる、少し蒸らして出来上がり。
昔懐かしい春の香りがするウコギご飯です、毎年この季節になると懐かしく味わっています。