2014年4月末温かな春、湘南の海岸を歩いて来ようと思い立って出かけた、小田急線とJR東海道線を乗り継いで辻堂駅で下車した。1970年代この駅から横浜まで通勤で利用した懐かしい思い出の駅です、当時は辻堂駅の北側は関東特殊製鋼の大きな工場が在ったが、3年前に再開発が行われて大型ショッピングモール(辻堂テラスモール)が出来て大きく様変わりした。
辻堂駅から湘南海岸に向かって歩き始め2Km程行くと海岸の手前が浜見山、通称サーファー通りと呼ぶ、サーフボードのお店やおでん屋が並び海の香りが漂う、自転車の横にサーフボードを積んだ若者が行き交う、ここはまさに湘南の海。
国道134号を渡り黒松の防砂林を抜けると目の前に湘南の海が広がる、左 東南の方向すぐ近くに江の島が見える、町田と同じ季節なのに太陽の光が眩しい、
西方の海岸の向こうに箱根の山と真白き富士を望む、遊歩道が江の島まで続く、
万が一の時のための避難場所を示してあるが、周りを見回しても高いところは無い、2011年の様な巨大津波が押し寄せたら恐ろしいと感じた。 
江の島方面へ遊歩道を歩くと鵠沼海岸付近に「浜辺の歌」作詞場所、のモニュメントがあった。
人が集まっていたので近寄ってみた、地引網だ、私が辻堂海岸に住んでいた1970年ごろは大勢の人の手で網を引いていたが昨今は重機を使ってのシラス漁の様だ。
重機で引っ張り最後は参加者の手で引き上げる様だ、一網の値段は95,000とのこと。
シラス漁なので浜に引き上げて砂で汚れる前に海中でバケツに取り上げている様だ。
きらきら光り美味しそうなシラス、チョット食べてみたが生臭くで私にはちょっと・・・、この後釜揚げの工程になるのだ。
手の届きそうなすぐ上に鳶が狙っている。
湘南海岸公園付近の砂浜には常設のビーチバレーコートがあった。江の島を望み砂浜と打ち寄せる白波春の陽を受けて休日を楽しむ人々、好い光景だ。
 私が住む町田市の北西にある大地沢青少年センターから約400mの所に、境川源流がある、ここから南へ約48kmの距離・標高差230mを水が流れて湘南の海にそそぐ境川の水、河口の上をまたぐ国道134号の”かたせばし”です。好い天気の4月末の休日、辻堂駅から江ノ島駅まで5.4kmのんびり湘南の春を楽しんだ散歩でした。
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