1996年夏、3泊4日でのんびり山旅をした、マイカーで自宅を出発して 岐阜県高山の奥飛騨に向かった、その年は未だ安房トンネルは開通して 居らず(1997年開通)狭く難所で有名な安房峠越えだった、奥飛騨温泉 郷に着き新穂高ロープウエイ駅の先に続く林道の奥の山中で路端に車を 止め野営をする。夜空を仰ぐと満天の星、明日が楽しみだいつもながら のシュラフに潜って車中泊。 |
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翌10日ロープウェイ始発に乗り西穂高口(2,156m)へ、登山者カードを記入していざ出発、以前西穂高を訪れたのは1969年だから実に27年ぶり、今回の目標は独標】(2,701m)だ、唐松林の樹林帯をつづら折れ状に登ること約2時間西穂山荘に着いた、左はVIDEOの映像をキャプチャー。 |
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唐松林の奥から「ガチャガチャガチャ」「ジュリ・ジュリ・ジュリ・ジュリ」と鳴く声がメボソムシクイだ。 |
東京は連日うだるような猛暑だが此処は2,000mを超える北アルプス、100m登る毎に0.6°温度が下がる、樹林帯は日陰になり特に涼しい。 西穂高山荘は以前来たときとは全く変わったたたずまい、小屋の手前発電のためのディーゼルエンジンの音が響き山荘前はテラスとキャンプサイトになった。 |
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西穂山荘から先は展望の良い尾根道が続く、先を行く妻、私は35mmカメラとVIDEOを交互に撮影しながら、景色を撮りながら・・・ | |
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西穂独標が見えてきた | |
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霧の中に独標の頂が見えてきた、しかし妻の疲労の色が濃いようなのでこの辺で荷を下ろしゆっくり食事をして昼休み、今日はここから折り返し下山することにした。 西穂高山荘まで戻る、上高地方向の道標があった、そうだ27年前あの方向から妻と一緒に登ってきたんだな~次回は何時の日か又西穂高頂上へアタックしよう。 |
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奥飛騨温泉で落ち着いたたたずまいの宿を見つけた、露天風呂でゆっくり汗を流した、風呂上りビールを飲んで外に出て涼しい風を楽しんでいたら珍しい小鳥を発見、すぐさま持参した野鳥辞典で調べたら《イカル》だった。明日は乗鞍岳にトライだ。 ■1996年8月11日昨日に続き3日目の予定は乗鞍岳剣が峰までのアタックだ、現在はシーズン中マイカー規制があるが当時は畳平まで入れた、処がその駐車場に入る車の大渋滞、諦めて路側のスペースに駐車したここには”肩の小屋口バス停”があり駐車場もあった。 |
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前を登る妻の足取りは軽く昨日の疲れは全く残っていないようだ、岩塊の乗り越えも軽やかで上手になってきたこれなら行けそうだ此処から頂上まで約2時間の予定。 | |
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3,000m近い此処では8月なのに大雪渓があり夏スキーを楽しんでいた。傾斜はきつくないのでアイゼン無しで大雪渓を慎重にトラバース。 | |
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大雪渓付近にはハエマツやハクサンフウロ等の植物が見えたが肩の小屋を過ぎると小石だけの登山路になる | |
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傾斜もきつくなりどんどん高度を稼ぐ | |
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標高3,026mの乗鞍剣が峰に立つ | |
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真夏で炎天下だが3,000mを超える風は結構冷たいレインコートを出して寒さを防ぐゆっくり昼食をして下山した、今日の宿は白骨温泉を予約してある。 | |
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1996年盆休み3泊4日ののんびり山旅を楽しみ白骨温泉の乳白色のお湯に浸かり満足満足。 | |
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