1997年8月一度は登ってみたい憧れの山、白馬岳、天気も良さそうだ、前日に、町田市を妻と二人昼に出て中央道を走り5時間白馬村着、長いドライヴの疲れを八方温泉みみずくの湯で癒す、酒と食料を買い込んで猿倉の駐車場で車中泊した。(標高1,250m)翌日4時に起床、荷の準備・トイレ・歯磨き・片付けと大忙し・登山計画書を出していざ出発5時40分。 | |
![]() |
|
猿倉を出発して約60分白馬尻小屋に到着(1,540m)昨秋来たときには小屋は解体されシートに包まれて横に積まれていたがシーズンを迎えて再建築したのだろう、小屋の横に出ると眼前に白馬大雪渓が紺碧の空まで続いている壮大で夢のような景色だった、小屋から少し下りて進むとケルンがある、此処で6本爪アイゼンをしっかり固定さあ出発アイゼンの感触も中々良いここから標高差1,392.2m、 6時間40分の登りだ。(地図のコースタイムは290分) | |
![]() |
![]() |
雪渓にはあらかじめ安全なルートを紅がらで表示してある、暫く登るとゴーとゆう音が聞こえる風かな?水かな?何の音だろう・・・あっクレバスだ‼ ルートのすぐそばにポッカリ穴が開いていた、 VIDEOカメラでズーミングすると中には雪解け水がけたたましい勢いで流れ落ちていた。 |
|
![]() |
![]() |
次第に高度を上げてゆく雪渓は意外と楽だ、先行の登山者がつけたトレースに沿って歩くが、短足の私にはどうも歩幅が合わない・・・これで疲労が加速する、もっとも注意する事は浮き石が転げ落ちてくること常に前方に注意をする。 | |
![]() |
|
真夏だが雪渓を渡ってくる風は大変冷たい、安全な場所で荷を下ろしベストを着た | |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
大雪渓上部、葱平(ねぶかっぴら)、雪渓は所々大きく口を開けその下は雪解け水が流れている、いよいよ大雪渓の先端、岩塊を乗り越えてガレ場の登山路に出た、この辺は結構傾斜がきつい疲労が加速、!予定より大幅に遅れ10時だ此処で早い昼食にしよう。 | |
![]() |
|
葱平付近のお花畑に咲いていたシナノキンバイ・ハクサンフウロその他たくさんの高山植物が咲いていた。 | |
![]() |
|
葱平から岩室避難小屋までが一番の急傾斜、お花畑に着き写真を撮っている内に疲労も少し回復して楽になる。 | |
![]() |
|
稜線の向こうに白馬山荘が見えてきた、誰もが疲労のピークにさしかかっているのだろう足取りがゆっくりだ、思うように高度を稼げない。力を振り絞って!あと50m!! 予定より大分遅れて、午後1時白馬山荘着です。 | |
![]() |
![]() |
標高2,832mの白馬山荘、直ちにレストランに行き妻と二人生ビールで白馬登頂を祝い乾杯!こんなに高いところで生を飲めるとは!渇きった喉を焼けるように走る。私たちは個室を予約していたので安心だ。 | |
![]() |
|
山荘前に出てみると日没前の風景・空があかね色に染まり綿の様な雲海が横たわりゆったり流れて行く・・・、こんなに素晴らしい景色があったのか・・・何時までも見ていたい幻想的な風景でした。 | |
![]() |
|
日没直前の立山・剣岳何と素晴らしい光景!! | |
![]() |
|
次ページ・翌日、白馬山頂から栂池へ | |
この頁の先頭に戻る | |